リードを調整する際、リードの間に挟んで使用するプラーク。
リードに挟んで、ひねることでリードのズレを調整する際にも使用しますが、やはりリードを削る際に下敷きの役割として使用することが主な役割です。
ナイフとプラークがあれば完成リードを使用されている方も、ある程度リードの調整が可能です。
プラークにはメーカーや種類によって素材や長さ、厚みなど、様々な違いがありますので、今回はJDRで取り扱っているオーボエのプラークを比較していきます。
ますは素材についてですが、木製、プラスチック製、金属製があります。
素材の違いによって起こる違いは、ナイフでリードの先端を調整する際に起こります。
ナイフがリードに当たると、木製やプラスチック製のプラークはナイフが引っ掛かりますが、金属製の場合はナイフが滑ります。
これにより、木製やプラスチック製のプラークはどうしてもナイフの痕が付いていくので、いずれは交換が必要になります。
金属製の場合はプラーク自体の消耗は少ないですが、ナイフが金属に当たるので、ナイフの消耗が早くなり、研ぐ頻度が多くなるかもしれません。
長さ、厚み、幅などのサイズに関しては、厚み差が大きな違いとなります。
サイズはご自身のリードに合わせて選んでいきます。
基本的には開きの大きなリードには厚みのあるプラーク、開きの小さなリードには薄めのプラークを使用するといいでしょう。
それでは各プラークを比較していきます。
◆リーガーP(プラスチック)
・長さ 42mm
・最大幅 12.2mm
・最大厚 1.8mm
三角型、標準的な厚みで幅の広いプラークですので、様々なリードに対応できます。
初めてプラークを購入される方へもおすすめです。
◆リゴティM(メタル)厚め
・長さ 40mm
・最大幅 10.8mm
・最大厚 1.5mm
金属製のプラークで、形状としては平均的なサイズです。
金属製なのでサビに注意が必要ですが、キズが付きにくいので長く使用できます。
◆リゴティM(メタル)平型
・長さ 43mm
・最大幅 11.2mm
・最大厚 0.3mm
金属製のプラークで、他のプラークのようにふくらみが無く、薄い板を舟型にしています。
ロングスクレープのリードを使用される方、開きの小さなリードを使用されている方へおすすめです。
◆リゴティW( 木製)
・長さ 38.8mm
・最大幅 10mm
・最大厚 1.6mm
木製のプラークで、サイズは平均的なサイズです。
木製のプラークはナイフの痕が付きやすいですが、ナイフは傷めにくいです。
また、ナイフの痕を印にして、リードにプラークを差し込む際の基準にもできます。
◆リゴティP(プラスチック)
・長さ 51mm
・最大幅 9.7mm
・最大厚 1.7mm
長さのあるプラークなので、奥の空間が広めのリード向きです。
幅はやや狭いので注意が必要ですが、イングリッシュホルンのリードに使用すると密着します。
◆ピゾニーDX 木製
・長さ 42.2mm
・最大幅 10.5mm
・最大厚 2.4mm
非常に厚みのあるプラークです。
開きの大きなリードを使用されている方へおすすめです。
いかがでしたか?
素材やサイズで様々な違いがありますので、ぜひご自身にぴったりのプラークを見つけて、リード調整に挑戦してみてください!