音色が違う?ボディの種類について(星野)

スタッフコラム

こんにちは!
本日は楽器本体の材料についてご紹介しようと思います!

オーボエ属はグラナディラと呼ばれる黒い木🌳
ファゴット属はメープル(楓)から作られています🍁
皆様ご存じでしたか^^?

本日お話させて頂くのはオーボエの木材についてです。

主に東アフリカのタンザニアやモザンビークで栽培される「アフリカン・ブラックウッド(通称グラナディラ)」。
とっても密度が濃くて硬い木です!クラリネットやピッコロの材料でもありますよね。
よく、「オーボエは黒く塗ってるんですか?」と質問をしてくださるのですが、元々の木が黒いんですよ~👀!

但し、楽器が作れるくらいまで大きく成長するにはなんと100年近く必要です🌱‼
更に更に、伐採してすぐは木の水分量が多い為、数年~数十年寝かせて乾燥させる必要があります💤
今皆様が吹いている楽器は、もしかすると私たちの生まれるずーっと前から存在している木かも知れませんね✨

そんな時間と作業のかかるグラナディラですが、近年では資源減少が懸念されております・・・
準絶滅危惧種としてリストに掲載されているほどなのです・・・

次代も変わらぬ音色を響かせるために
-持続可能な木材調達と地域共生の森林経営-
🔗https://www.yamaha.com/ja/csr/feature/feature_04/
(参考資料:ヤマハ株式会社様HPより)

但し近年は、各メーカーさんの企業努力や研究により、モパーネ(マメ科)やファゴットと同じ素材のメープル(楓)など違う素材の楽器も登場しております❕

勿論、グラナディラのオーボエとは少し違う音色がします。
一般的には、華やかで明るめの音色とコメントされることが多いです。

木の重量も軽いため、抵抗感も少ないラクな吹奏感もポイントの一つです❕
室内楽やソロなど、演奏する環境で吹き分けされる方もいらっしゃいますよね。

そんな中、ひときわ人気なのが〔ヴァイオレットウッド〕や〔ローズウッド〕などと呼ばれる赤い木で作られたモデルです!

こちらも希少価値の高い材料ですので、現在は受注生産の状況となっております・・・
(上記お写真もお客様ご注文品を掲載しております。)

しかし!華やかで煌びやかな音色に魅了されること間違いありません✨
一味違ったオーボエを楽しまれたい方は是非調べてみてくださいね!
勿論JDRスタッフにお問い合わせいただいても👌💖

(参考写真:ヤマハ株式会社様 他HPより)


それでは最後に恒例の観劇記録です!(ただの自己満)
最近、歌舞伎の世界にも興味を持ってしまい大変多忙です・・・😂

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