オーボエ完成リードの手直し ~初級編~
オーボエのリードは日々、湿度等の環境の変化や劣化によって鳴りにくくなったり、音色が変化したりします。
「昨日は調子がよかったのに今日は鳴らない」といった経験をしたことはありませんか?
そして、リードは長時間使用すると汚れや欠け、へたり等さまざまな原因により「鳴り」が悪くなります。
また、
「お店で吹いた時は良かったのに、後で吹いてみたら印象が違った!」
「通販でリードが届いたけれど、イメージと違った・・・」
といったこともあるかもしれません。
そんな時は、自分でできるちょっとしたことで リードを延命できたり、自分好みに調整できるかもしれません。
今回は初めてでもできる簡単なオーボエリード調整方法をご紹介します!
1.リードの掃除
まずは基本の掃除です。
新しいリードにはそこまで効果はないかもしれませんが、数日吹いたリードには意外と汚れが付着しています。
汚れはリードの振動を阻害し、吹奏感が重くなってしまう傾向がありますので、定期的に掃除しましょう。
小ハネを使った掃除(リードの内側)
リードの内側の掃除は小ハネを使用します。
まず、リードを良く湿らせてから小ハネをチューブの底から注意して入れます。
小ハネを奥の方に入れてからピストンのように動かしてケーンやチューブの内側を掃除します。
そうするとケーンの中がきれいになるだけでなく、ケーンの裏側の表面がなめらかになりますのでリードの振動がよくなります。
ペーパーやすりを使った掃除(リードの表面)
リードは長く使用するとスクレープの表面にゴミや油が付着して汚れてしまいます。
この汚れはペーパーやすりでこするようにして取り除きます。
こすりすぎると軽くなりすぎてしまうので、800番のペーパーヤスリで軽く2回ずつくらいでよいでしょう。
できればプラークを挟んだ状態で行ったほうが安全です。
重すぎるリードは少し多めにこすると軽くなります。
2.開きの調整方法
リードの開きが大きすぎてコントロールできない、もしくは開きが小さすぎて息が入らない、ということがあります。
その場合は指で開きを調整しましょう。
開きの調整をする際は、リードのケーンの部分に軽く力を加えるので、5分程度水につけて、よく湿らせた状態で行いましょう。
リードの先端の開き調整
開きが小さすぎる場合は、リードのサイドに力を加えて、開きを出していきます。
リードの上下のケーンが平行になってしまって「ビャー」という音になってしまっている場合も、同じようにサイドから力を加えて、丸みを出してあげましょう。
開きが小さいリードは指で開きを出しつつ、ワイヤーを押し上げましょう。
ワイヤーの力で開きをある程度キープしてくれます。
リードの開きが大きすぎる場合、ケーンの中央部分を押さえてリードの開きを小さくします。
極端に開きが大きいリードをおさえすぎると割れてしまうこともあるので、少しずつ力を加えて、様子を見ながら行ってください。
開きが大きすぎるリードにはこんなアイテムもオススメ!
リードクリップでリードを挟んでケースにしまっておけば、開きはかなりおさえられます。
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上下のケーンのズレ調整
リードの中には使っていくうちに、上下のケーンがズレてしまうリードもあります。
このようなリードは振動が抑えられてしまい、鳴り方が弱くなっているのでズレを修正しましょう。
ただし、リードの中には製作者が意図的にズレを利用して振動の調整をしているものもあるので、ズレている状態で気に入っているリードは、あえて修正する必要はありません。
ズレの修正は、リードをよく湿らせてからケーンの根元と糸の堺を中心に持って リードの開きが大きくなるようにケーンのサイドを力を加減しながら押さえます。
その状態でずれている方向と反対に力を加えて補正します。
少し難しいので、最初は不要のリードで練習してください。
今回は基本の掃除、開きの調整方法をご紹介しました。
今後、リードカッターやラップ等を使った中級編、ナイフを使った上級編や、ファゴット編も予定しておりますのでお楽しみに!












