寒い日が続きますが、いかがお過ごしですか?
冬の時期は、気温や湿度の変化による木の収縮に悩む時期ですね🤔
オーボエ、ファゴットにはたくさんのネジが付いています。
木の収縮やキィが動くことによって、キィを留めているネジは緩んでしまいます。
私事になりますが、本番直前にキィを留めているはずのネジが飛び出ていることに気づき、とても冷や汗をかいたことがありました💦💦
皆さんも、演奏中や片付けの際に、ネジが緩んでいるの見つけてヒヤッとしたことはないでしょうか?
今回のコラムでは、OB・FGのネジについて解説していきます!!!
「ネジが緩んでいるが自分で締めて直していいのか、、、」そういった悩みに少しでもお役に立てられたらと思います🎵
~ネジを締める際の注意点~
ネジを締める際のポイントをご紹介します。
1、ネジ山の溝に合う大きさのドライバーを使うこと
大きさが合っていないドライバーを使うとネジ山が潰れたり、うまく回せずドライバーが滑り楽器を傷つけてしまう恐れがあります。
普段使用しているドライバーを集めてみました!
沢山の大きさのドライバーを使い分けています🎶

2、無理に回しすぎない
締める際は、キュッと無理なく自然に止まる部分で終わりにしましょう。最後まで力一杯きつく締める必要はありません。
この2つを押さえておけば、ネジを回すことが可能になります。
ネジに対して、キィ曲がりやパイプ曲がりが起きていると、締めた際にキィが動かなくなることがあります。
万が一、ネジを締めたことによってキィが動かなくなってしまった場合は無理に動かさずアトリエにご相談ください♪
~OBのネジについて解説していきます!~
オーボエはたくさんのネジが付いています。
・調整ネジ
・芯がね
・鍵ネジ(けんねじ)
・小ねじ などがあります。
ドライバーさえあれば、芯がね、鍵ネジは回すことが出来ます。
それでは、各ネジの働きと締める際の注意点について解説していきましょう!🔥🔥🔥
※ネジを締めることを推奨している訳ではございません。
緊急の際にリペアに出す時間がなかったり、リペアに出すべきか迷った際の参考にしていただけたら幸いです。
・調整ネジ
調整ネジでは、バランス調整と呼ばれる修理を行っています。楽器には、指で直接押すキィと連動するキィがあります。

こちらは、右手中指で押さえるAキィです。Aキィ(指で直接押すキィ)を押すと、その上のCキィ(連動するキィ)も動きます。オーボエにはこういった構造が多く存在します。連動するキィは指で押さえていないので、調整ネジでバランスよく閉じるように調整しなければいけません。
〇が付いている部分が調整ネジです。



調整ネジは、このソケットと呼ばれる小さい筒の中に入っています。

中には、こんな形状のネジが入っています。

このネジは、締め方を間違えると音が出なくなってしまいます。
少し難しい調整が必要となりますので、ご自身で締めずお気軽にご相談ください♪
こちらのコラムでは、バランス調整や調整ネジについて解説しています。
ご興味がありましたら、是非ご覧ください!🎶
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・芯がね
こちらのネジは締め方のポイントさえ掴めばお客様ご自身で回すことが出来ます。
芯がねとは、キィのパイプとポストの間に入っているなが~いネジです🔧
この形状をした金属をポストといいます。
このポストからネジを抜くと・・・。

長いネジが出てきました!!!
全体調整の際は、
・芯がねに対してパイプが曲がっていないか
・汚れが溜まって動きが鈍くなっていないか
・オイル切れを起こしていないか
などを細かくチェックしていきます。
・鍵ネジ
こちらもパイプの中に入っているネジです。
ここのポストからネジを取ると・・・

調整ネジと似た形のネジが出てきました!

※(左)鍵ネジ (右)調整ネジ
形を見比べると、ネジの先端の尖り方とネジの切られている長さが違いますね😲

様々な形状のネジで楽器を支えています!
・小ネジ&バネ留めネジ
小ネジとバネ留めネジは、ネジの中でも1番小さいネジです。
パイプやバネを固定する役割があります。


一度見失うと探すのがとても大変な小さく繊細なネジです。
緊急で締めなければならない場合は、ネジ山がつぶれたり、ネジをなくしたりしないようにお気を付けください🔨
OBのネジについて解説しました!
「鍵ネジが知らぬ間に無くなっていた・・・。」
「芯がねが抜けて、キィがパイプからズレて動いている・・・。」などのご相談を多く受けます。
ネジの締め直しのために楽器を持ち込むのは大変ですよね😢
こういったことが起きた際は、是非このコラムに書いてあるネジと自分のネジを見比べながら締めてみて下さい🎵
~FGのネジについて解説していきます!~
ファゴットには、
・調整ネジ
・芯がね
・鍵ネジ
・イモネジ などがあります。
・調整ネジ
オーボエと同じようにソケットの中に入っています。
ここでも、しっかりと音が出るようにバランス調整を行っています。
お客様ご自身で回さず、音が出にくい場合はお気軽にご相談ください♪

・芯がね&鍵ネジ
こちらもオーボエと同じ役割になります。
オーボエと形状は同じですが、大きさを見比べてみるとファゴットのネジは大きいですね!😲



※(左)ファゴット鍵ネジ (右)オーボエ鍵ネジ
オーボエと同様、芯がねと鍵ネジはお客様ご自身で回すことが可能です。
締めたことによって動かなくった際は、お早めにご相談ください♪
・イモネジ
※こちらのネジは調整ネジと同様、締めるのが難しいネジです。調整が必要な際はご相談ください🎶
イモネジが使われている楽器は限られています。
弊社で取り扱っている楽器でイモネジが採用されているのは、シュライバーの5016、5010Pです。
鍵ネジの代わりにイモネジが使用されてます。
実は、このネジ・・・回せば回すほど奥に入っていきます!!!😲

※シュライバー5016・5010P イモネジ

※通常ファゴット鍵ネジ
比較してみると・・・ポストにピッタリはまっていますね✨
通常の鍵ネジと比べるとネジの切られている長さが違います。

ファゴットも、「知らぬ間にネジが無くなっていた・・・」とご相談を受けることが多くあります。
ネジが緩んでいるのを見つけた際は、ドライバーで締めてみて下さい🎵
ダブルリードの主要なネジについてご紹介させていただきました!
写真だけでは分からない部分もあるかと思いますので、是非ご自身の楽器でどんなネジが付いているのか観察してみて下さい👀
その際に、締めても良いネジなのか不安になった場合はお気軽にご相談ください!
皆様の演奏活動がより良いものになるように願っております🎶
長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました!
弊社では、ドライバーも販売しております!
是非、こちらもご覧ください✨
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