International Bassoon Meetupによるコンクールが開催されます!(森田)

スタッフコラム

皆様、こんにちは!

6月も後半となり、いよいよ梅雨入り…☔
リードの機嫌が難しくなる季節となって参りましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか❓

前回の僕のコラムはJDRのインスタグラムアカウント(@japandoublereed)のご紹介でしたが、本日はイベントのご紹介…“International Bassoon Meetup”というアメリカのファゴットの団体によるコンクールイベントのご紹介をしたいと思います。


“International Bassoon Meetup”はアメリカのインディアナ大学のファゴット奏者であるKathleen McLean氏、セントラルフロリダ大学のYoon Joo Hwang氏によって主宰されています。公式ホームページ(https://www.bassoonmeetup.org/)を拝見すると、その活動の展望(=Vision)には次のように書かれています…

  • Develop opportunities for advanced bassoonists worldwide to compete in real orchestral auditions and creative artistic expressions.
    -優れた世界中のファゴット奏者がオーデションや創造的な芸術表現の場で競い合う機会を拡げていくこと
  • Assemble global leaders in bassoon performance and pedagogy to serve as administrators, teachers, adjudicators, and advisors.
    -ファゴット演奏、教育、審査等、指導的立場にある人達が一同に集まる機会となること
  • Establish an accessible, diverse, equitable and inclusive environment for all applicants to participate without a fee.
    -費用がかからず、誰もが参加できる、多様性、平等性がある包括的な環境を設立すること
  • Serve as a conduit for bassoon manufacturers and double-reed related businesses to support striving young bassoonists to attain their professional aspirations.
    -世界中のファゴットメーカー始め、ダブルリードに関わるビジネスに携わる方々が、熱心な若いファゴット奏者が自身の志を実現するための支援をできるように両者をの間を繋ぐ役割を果たすこと

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“International Bassoon Meetup”の主宰で2022年にもイベントを開催されていたのですが、今年2024年度は年末から来年にかけて、オンラインを利用した形式の「2部門のコンクール」イベントが開催を予定しています。これらのコンクールはいずれもYoutubeへの音源・ビデオ映像を提出し、審査員が行われる形式になります。以下ではその概要を紹介させて頂きます…

【部門①】International Bassoon Orchestral Excerpts Competition

直訳すると「国際ファゴットオーケストラ”抜粋”コンテスト」というニュアンスになりますが、参加者がオーケストラスタディの録音を提出し、審査を行うコンテストになっています。コンテストとして「競い合う」という側面はもちろんですが、審査を務められる世界中のファゴット奏者の方々からのフィードバックを得ることで、自身の今後の演奏へ活かしていく機会となることも、この部門の特徴です。

詳細🔗:https://www.bassoonmeetup.org/2024-international-orchestral-excerpts-competition

【部門②】International Bassoon Artistry and Unconventional Collaboration Competition

直訳すると「国際ファゴット『芸術性(=Artistry)』・『非慣習的・型破りな(=Unconventional )』コラボレーションコンテスト」という、ちょっと分かりにくい日本語になってしまうのですが、その内容の趣旨を読むと「意欲的なファゴット奏者による独創性と創造性に重点を置いた演奏映像作品の制作を奨励すること」とあります。また、作品は自身だけでなく、「ダンス、文学、視覚芸術、演劇、詩、フリー・インプロビゼーション、ミュージック・コンクレート、民族音楽学…などのジャンルと協同して製作することが期待されている」という記載があり、『これまでの枠にとらわれない』(=Unconventional)な作品作りが期待されていいます。

詳細🔗:https://www.bassoonmeetup.org/2024-international-orchestral-excerpts-competition

参加資格(年齢等)や申込み方法、その他、入賞賞金等については詳しい記載がありますのでご興味のある方は是非リンク先をご覧ください!お申し込みや具体的な課題曲レパートリーのアナウンスは9月1日(日)を予定しています!

また、コンクール審査員の方々は以下のポスター(https://www.bassoonmeetup.org/meet-our-judges-2024)に掲載されています…錚々たるメンバーの皆さまですね…!!

ちなみに先日ですが、”International Bassoon Meetup”を主宰されている、Yoon Joo Hwang先生がJDRへご来店されました。

“International Bassoon Meetup”を通じて、世界中のファゴットに関わる方々を繋ぎ、一層発展させていきたいという思いについてお話を聞かせて頂きました…Yoon Joo Hwang先生ありがとうございました🙏

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