先日、母校吹奏楽部 OBバンドの演奏に参加をした。
約30名、幅広い世代が集まり演奏を披露した。
大人の事情で、オーボエ・パートは私一人だった。
ある曲に、二小節の短いオーボエのソロがあり
アンコールにはアングレのソロもばっちりとあった。
正月からヒンケを少々さらい始めた程度、ガチガチに緊張していた。
そんな状況の私に、隣にいたフルートの後輩が
満面の笑みで声をかけてくれた。
阿部さんと一緒に演奏するのは30年ぶりですね、と…。
そんなことは、思いもしなかった。

※高校3年のときフルートの後輩とコンクールに参加
ドキドキした気持ちのまま、演奏がはじまった。
問題のオーボエソロ、吹きながら自分で自分の演奏に驚いた。
偶然うまくいった(と思っている)…。ちゃっかりだ。
ブランクがあるのに、自分が出したい「音色」で吹くことができた。
これは勘違いの元だ。今後も調子にのる予感しかしない。

本番前のステージ袖では「今日はみんなで演奏を楽しもう!」と言い合っていた。
そうだ、私も30年前、吹奏楽部が楽しくてたまらなかった。
あのときの気持ちは、みんな、今も変わらなかった。
アンコールも終わり客席に一礼したとき
仲間と一緒に演奏が出来
心の底からわき上がってきた。
本番が終わり懇親会もお開きとなった。
母校の目の前、海岸沿いの帰り路、夕日が静かに沈んでいく。
「あと何回、みんなと演奏できるのだろう…」という想いが、ふとよぎった。



