ファゴットにとって水は大敵!
今回はそんなお話です。
ファゴットは湿気を嫌う楽器で、置き方や保管方法に問題があるとボディにカビが発生したり、キーが腐食してしまいます。
ファゴットのダブルジョイント(ブーツジョイント)の内側はテナージョイント(ウイングジョイント)とバスジョイント(ロングジョイント)につながる2本の管が通っています。
テナージョイント側の内径はプラスチックなどで保護されていますが、バスジョイント側の内径はむき出しの木です。
ファゴットに使用されているメープル材は水分に弱く、カビが発生したり、腐食したりしてしまいます。
ボディをカビや腐食から守るには、なるべく楽器を置く際に寝かさないようにすることです。
寝かせてしまうと、U字管に溜まった水分がバスジョイント側に入ってしまい、内径やトーンホールのカビや腐食の原因となります。
楽器を置いて離れる際は、スタンドに立てるようにしましょう!
特に長時間吹いた後は、必ず内側の水分をスワブなどで拭き取りましょう!
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また、ケースに保管の際は乾燥剤を入れることをおすすめします。
ただし冬場の乾燥している時期はその必要はありません。極端な乾燥はボディの収縮でキーが動かなくなってしまいます。
湿度計をケース内に入れて、湿度40~60%を保つようにしましょう!