楽器の冬対策、していますか?

JDRリペアマンのつぶやき

こんにちは!

突然ですが、楽器の温度・湿度管理を皆さんはされていますか?

ダブルリード楽器にとって一番気を付けなければいけない時期になりました。

冬場の気候は楽器にとって天敵です!

 

低い気温、湿度(目安:気温15℃前後以下、湿度40%以下)の環境に楽器を置いておくと、

乾燥によって管体が収縮し、ジョイント部の緩みや、キーの動作不良を引き起こすことがあります。

また、楽器が冷えた状態でいきなり演奏をすると、管体の表面(冷たい)と内側(暖かい)の

温度差で結露が発生し、トーンホール・オクターブホールに水が溜まる原因になります。

さらに、暖かい息によって管体の内側が急激に膨張し、変化に耐えきれず割れてしまうこともあります。

 

このようなトラブルを事前に防ぐためには、演奏前・保管時の取り扱い方が重要になります。

一番の予防策は演奏前に管体を温めることです。

管体の内側と表面の温度差を無くす事で、割れと水の溜まる原因となる

管体の急な膨張と結露を防ぐことができます。

温める目安は、管体が人肌位の温度になるまでクロス等で温めてください。

(OB・EHは上管を中心にFGはテナージョイントを中心に20~30分程)

(温める時はキーや管体を強く握らないように!)

また、保管時の温度、湿度の低下による管体の乾燥による収縮を防ぐためには、楽器をケースにしまった後、

密封できる容器(チャック付のビニール袋等)に入れてあげると効果的です。

(余談ですが、リードも密封できるものに入れると変化しにくくなります)

 

管体の割れ・乾燥を防ぐ管体割れ予防オイル、ケース内の乾燥を防ぐ加湿ケースなど

役立つアクセサリの取り扱いもありますので、是非お使い下さい!

万が一割れてしまった場合も修復は可能ですので、

割れた場合にはなるべく早めに修理へ出すようにして下さい!

 

冬場の楽器の取り扱いはとても注意点が多く大変ですが、

トラブルを未然に防ぐためにも、丁寧にチェックしていきましょう!

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